ヤゴは10回弱から十数回の脱皮をして,最後に成虫への脱皮,羽化をします.同じ種でも,また同じ池や川にすんでいる同じ個体群(一つの地域にすむ同じ種の集団を表すことば)の中でも,この脱皮回数は異なっていることがあります.これは温度やエサの条件が個体ごとに異なるので,同じように成長できないからであると一般に考えられているようですが,私は,キイロサナエを使った自身の研究から,脱皮回数の変化は,幼虫期間および幼虫のサイズに関係があって,種によっては羽化の時期を調節するための積極的な役割をになっている場合もあるのではないかと考えています.
ヤゴでくらす期間は種によって大きくちがっています.飼育記録からみると,短いものでウスバキトンボやホソミイトトンボの30日前後,長いものではムカシトンボの5?8年というのがあります.
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